当事務所は今年11月10日に、国際知的財産の専門家及び国内企業の代表者の方々約200名お招きして、グランドハイアット台北にて事務所創立20周年記念パーティ及びグローバル知的財産シンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは当事務所所長の蔡坤財が開会の挨拶として、まず来賓の方々へ参加のお礼を述べた後、当事務所の創立の歴史を紹介するとともに、今後とも事務所が一致団結し、新たな取組に向け努力していく旨を述べました。当日は、経済部知的財産局局長の王美花氏もお招きし、講演をしていただきました。王局長は豊富なデータを基に、台湾の知的財産局の発展状況と今後の課題について述べられました。続いて、台積電のシニアマネージャー王志華氏が、同企業における長年の勤務経験と独自の視点から、グローバル知的財産の出願及び実施状況を述べられ、企業の知的財産権戦略計画の重要性を強調されました。最後に、当事務所副所長の程凱芸とマネージャーの陳瑞媛が中国と台湾の年間知的財産事件についての経験を述べ、来賓の方々と質疑応答を行うなどして、午前中のシンポジウムを終えました。
午後のシンポジウムでは、14名の海外の特許及び商標の代理人により、EU、ドイツ、アメリカ、日本、イスラエル、韓国、アフリカなどの国又は地域の特許、商標の出願及び訴訟実務を含む、各国知的財産の目下注目の議題について、20~30分ほど講演が行われました。講演者の方々はいずれも入念に準備をされ、国内企業の代表として積極的に当該国における知的財産権の布石提案や解決策などを述べられました。シンポジウムでは、講演者と来賓の方々との間で活発な意見交換が行われ、会場は非常に活気に満ち溢れていました。
一日を通したシンポジウム活動の最後には、海外の来賓の歓迎会及び晩餐会が行われ、盛会のうちに幕を閉じました。
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