台北開催の第5回両岸特許フォーラムが円満に閉幕
《中華全国特許代理人協会》と《中華民国全国工業総会》の共同開催による第五回「両岸特許フォーラム」が2012年12月4日から5日まで台北で開催され、《中華全国特許代理人協会》高級顧問である中国国家知識産権局の賀化副局長が、山東省知識産権局の于智勇局長、浙江省の洪積慶局長、北京市第一中級人民法院知識産権法廷の姜穎副法廷長、国家知識産権局合作司の劉剣副司長、条法司の姜丹明副司長、保護協調司の張志成副司長など15名の国家知識産権局の代表、及び中国特許代理人協会の楊梧会長、李勇副会長、任虹副会長、李建蓉秘書長など15名の業界代表とともに来台し会議に出席した。台湾側からは工業総会の蔡練生秘書長、知的財産権局の王美花局長、台湾弁理士会蔡坤財初代理事長らが会議に参加した。
賀化副局長は挨拶のなかで、両岸の特許分野における協力発展の過程と近年の重要な協力成果について振り返り、次のように述べた。「全世界の情報、資本、科学技術、人材などは、更に自由で敏速な方法で行き交っている。両岸の特許分野での協力における潜在力は巨大である。また、現在世界の各主要な経済体は、コア競争力を向上させる上で、また持続的な経済成長の促進に際立った効果を有する面で『イノベーション』を益々重視しており、経済のグローバル化と情報のネットワーク化の発展もまた知識産権制度に対し変革の必要性を突き付けている。両岸が今後連携してイノベーションを起こし、発展を図っていき、また両岸特許フォーラムが両岸の密接な協力手段となり、両岸の産業の協力強化を促進するプラットフォームとなり、また両岸の経済貿易成功発展を推進する上でのシンボルとなるよう努力することを期待する。」
蔡練生秘書長と王美花局長は挨拶の中で、「両岸特許フォーラムの開催は両岸の知的財産権協力、特に特許協力における新たな段階の始まりである。フォーラムでかつて討論し推進を行った多くの議題は、現在既に実りのある成果を上げており、フォーラムはすでに両岸の特許主務機関や業界を密接に繋げ、協力を強化するプラットフォームとなっている。両岸特許フォーラムを定期的に開催することで、両岸の特許協力の可能性は限りなく広がり、効果も更に期待できる。」と述べた。
今回のフォーラムは両岸の特許主務機関、産業界及び特許代理業界の代表ら280名余りが参加し、以下の5つの主題について交流と検討を行った。
1.両岸特許制度の発展動向 2.両岸特許審査業務の発展動向 3.両岸特許行政救済実務状況及び発展 4.両岸の特許訴訟における実践経験の共有 5.両岸が直面する知的財産経済時代の挑戦と協力の機会
図:蔡坤財理事長が訪問団の方々に記念品を贈呈。
図:秦建譜弁理士、劉勝芳弁理士が訪問団代表と名刺を交換。
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