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中国:工商総局が商標権利の五大措置を維持

中国の国家工商行政管理総局(以下、工商総局と称する)は、2010312日に、2009年より該局が実行する《国家知識産権戦略》によると、工商系統で取り締まった各種商標の違法案件は51,044件で、商標権利人および消費者の権益を保護するのに有効であると公布した。

今回、2009年工商総局は、《〈国家知識産権戦略の要旨〉の徹底的実施に関する商標戦略の全力的推進のための意見》、およびそれに合わせた5つの指導文書を制定、公布し、商標戦略の強化を全力的に宣伝、強化、指導、および実施し、めだった成果を上げた。また、中国3226個の省、市、県の主要な商標情報を公告し、《中国商標戦略、年度発展報告(2008)》を編集、出版することにより、中関村に駐在する自主的革新の模範区における商標局の事務所を設立するのに、重要な情報および戦略方向を提供する事になった。

工商総局商標局は2009年以来、商標権利人および消費者の権益を保護するため、五大措置を推進、実行している。

一、商標法制度の強化を実行:商標の保護で最も根本的なのは、法律制度を立てることであり、消費者の権益を守り、商標の持つ効果が十分に発揮し、消費者が安心して買い物ができるように、商標局は商標にかかる訴訟および行政過程を簡略化し、また更に、商標専用権および地理標誌の保護を拡大し、商標代理人の監督管理を強化し、また、《商標法(第三次修正稿)》を整理して、20091118日に国務院法制度事務室に報告した。同時に、合わせた《商標法実施条例》、《商標代理条例》、《特殊標誌管理条例》、《官方標誌備案辦法(草案)》等法規規定の修正や起草制定にも着手した。

二、商標登録審査を加速:2009年、商標局の審査周期は、17ヶ月に短縮された。国際金融危機により、全世界で商標登録の出願量が明らかに減る情況の中、中国は、商標登録審査の速度が加速し、登録周期が明らかに短縮された。これは、大陸の商標登録出願数が今でも大幅に増えた重要な要素である。中国は2009年に商標登録出願数が、83.05万件に達し、2006年(76.6万件)を6.4万件上回り、8年連続世界一の座についている。国際登録商標の領土延伸指定では、中国の申請数が連続5年世界第一位であり、中国の企業商標国際登録出願数は、5年連続世界十強に入り、開発国のなかで第一位である。言いかえれば、中国の商標は、出願量、商標審査数、商標登録有効数の3項目で、世界一位である。

三、商標専用権を保護:2009年、中国商標局は,全面的に商標専用権の保護を強化し始め、各種商標51,044件の違法案件を処理し、そのうち一般違法案件が7,448件、権利侵害コピー案件は43,596件であった。

四、農産品の登録商標および地理標誌の保護を強化:商標局は「三農」の発展を全力で支持し、消費者が実用的恩恵を得るのを拡大し、目下のところ、登録を査定された農産品の商標は、84.98万件、地理標誌771件、そのうち、ここ2年で登録された地理標誌の数は、15年前の1.56倍にあたる。

五、消費者に更に有効な商標サービスを提供:商標局は、ハィテクノロジーにより、情報化の構築を強化しており、中国の商標サイトへの年間のアクセス量は、20億回を超えており、目標であった商標登録のコンピューター検索、ネット検索、ネット公告も実現した。

 

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