米国の貿易代表処は、1月16日に台湾をスペシャル301条の観察国リストから除名すると宣言した。台湾は過去に海賊版王国と称されたが、今ついに雪辱を晴らし、革新的創造大国となった。
台湾は、1989年にスペシャル301条の優先観察国リストに加えられ、1996年には一旦リストから除名されたが、1998年から2000年まで再び一般観察国リストに加えられた。2001年以降、台湾は連続3年間優先観察国リストに、2004年には再度一般観察国リストに戻り、今回ついに除名に至った。
米国通商代表部は、毎年国会に各国の貿易障害報告を提出し、その報告に従って知的財産権保護のスペシャル301条の対象となるリストを列挙している。2008年4月、代表部は、台湾に対して「スペシャル301条報告」の定期外審査を行った。審査後、台湾を観察国リストから除名した。つまり、該定期外審査で詳細に下記のような台湾の知的財産権による保護および法執行を検視した。即ち、知的財産裁判所の創設、キャンパス知的財産権行動計画の有効実施、税関での法執行の強化、ネット上の海賊版取締り、および、ネットサービス提供者の責任規制などを改訂するなどを含む。スポークスマンのSean Spicer氏は、「これは、台湾の勤勉努力と双方の密接な協力の賜物である。こうした進展が持続し、その他の分野の貿易関係でも同様に発展するよう希望している。」と発表した。
米国は、偽薬品の輸出入およびその市場への流出を抑制することを含み、医薬品および医療設備の知的財産権保護および法執行を堅持し続ける意向である。