中国 専利証書を電子化
紙の専利証書は今後発行せず
【出典:国家知識産権局ウェブサイト】
中国の国家知識産権局が発表した《電子専利書証及び専利電子出願通知書の電子印鑑に関する公告(第349号)》によると、国家知識産権局は、登録公告日が2020年3月3日(当日を含む)以降の専利電子出願について、専利電子出願システムを通じて電子専利証書を発行し、紙の専利証書の発行をやめる。
国家知識産権局は、電子専利書証及び専利電子出願通知書の電子印鑑に関する業務について調整を行った。その主な内容は下記のとおりである。
(1)国家知識産権局は、登録公告日が2020年3月3日(当日を含む)以降の専利電子出願について、専利電子出願システムを通じて電子専利証書を発行し、紙の専利証書の発行をやめる。なお、紙の専利証書が必要な場合、電子出願登録ユーザーは専利電子出願ウェブサイト(http://cponline.cnipa.gov.cn)を通じて申請することができる。
(2)2020年2月17日より、専利出願の受理段階の通知書には、「国家知識産権局専利出願受理印鑑」を使用せず、代わりに「国家知識産権局専利審査業務印鑑」を使用する。
(3)国家知識産権局の専利局、各専利代弁処、各知的財産権保護センター並びに迅速権利保護センターは、2020年2月17日より、専利電子出願にかかわる通知書及び決定書の紙の副本を発行しない。国家知識産権局が既に発行した署名押印のない電子ファイル形式の通知書と決定書について、電子印鑑が押印されたものが必要な場合、電子出願登録ユーザーは専利電子出願ウェブサイトを通じて申請することができる。
(4)ユーザーは専利電子出願ウェブサイトを通じて電子印鑑が押印された専利証書、通知書及び決定書の電子ファイルを検証することができる。その操作手順及び検証ガイドラインは専利電子出願ウェブサイトの説明項目を参照することができる。
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