中国 2019年3月1日からPCT協働調査
及び審査(CS&E)試行プログラムを再開
【出典:中国打撃侵権仿冒工作網】
中米欧日韓の五つの特許庁はPCT協働調査及び審査(CS&E)試行プログラムの運用を2018年7月1日から開始した。試行プログラムは運営期間が2年間、各庁の受入れ上限は100件、試行期間の年間の上限は約50件で、まずは英語のPCT出願を参加対象として実施された。試行プログラムの運営開始後、出願人の積極的な参加により、2018年11月には参加件数が40件を突破した。試行プログラムの効果を確保するために、中国国家知識産権局は、2018年11月7日に「中国語のPCT出願の試行プログラム参加申請の受理を開始するまで、CS&Eの参加申請の受理を一時停止する」と発表した。
現在、国家知識産権局は、中国語のPCT出願の試行プログラム参加に関する事前準備を完了しており、2019年3月1日から中国語のPCT出願での参加申請の受理開始を決定した。後続の予定は以下の通りである。
- 2019年3月1日から6月30日まで、出願人は、『PCT協働調査及び審査(PCTCS&E)試行プログラムの利用者ガイドライン(中国語のPCT出願版)』に基づき、中国語PCT出願でもって国家知識産権局に試行プログラムへの参加申請を提出することができる。この期間中は、英語のPCT出願での参加申請の受理を一時停止し、中国語のPCT出願での参加申請の受理件数は10件を上限とし、出願人1人につき2件までとする。
- 出願人は、中国語のPCT出願を提出する際、又は提出後1ヶ月以内に当該中国語のPCT出願の英語翻訳を提出しなければならず、且つ訳文の品質も確保しなければならない。試行プログラム参加申請の受理件数の制限によって、先に英語訳の品質要件を満たしたものが、優先的に試行プログラムに参加することを認められる。
- 2019年7月1日から2020年6月30日まで、国家知識産権局は中国語・英語でのPCT出願の試行プログラム参加申請を両方とも受理する。
- 試行プログラムの参加件数が上限に達したら、国家知識産権局は、関連申請の受理の一時停止又は停止を発表する。
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