中国グリーンエネルギーの
発展が世界をリードする
－ 投資規模がEUを超え、風力発電が世界一

情報のソース：旺報2017/4/10付

　中国の汚染問題、とくに空気汚染問題が常に国際媒体が拡大鏡で検査されている。しかし、オーストラリアMacquarie UniversityのJohn Mathews教授の研究で明らかにしたところ、近年中国が積極的にグリーンエネルギーを発展し、風力発電、水力発電、太陽エネルギーを含む使用及び投資は、既にEUを超えている。事実上「中国が既にグローバルのグリーンエネルギー形態転換の駆動者になった」、中国が既に世界最大な風力発電国になり、自主エネルギー体系を建立している。

　去る2月アメリカの「US-based Health Effects Institute」がこのように指摘している。2015年に全世界が空気汚染で死亡した人数は420万人を超え、その中、50％以上が中国とインドで発生し、それぞれ約110万人死亡した。現在中国及びインドの空気品質は世界中一番悪い。国際的圧力のほか、国内の民意の圧力にもよる。中国公衆環境研究センター主任馬軍がかつてこう言ったことがある。環境問題で起こった抗議が逐年3割近く増発し、国民が環境保護問題について日増しに重視していることを明らかにしている。このため、2014年中国全人代は＜新環境保護法＞を可決させた。

中国民衆は日増しに環境保護を重視する

　汚染を改善する行動は既に中国政府の強力介入の下に開始した。Mathews教授は先だってシンガポール大学で「中国はグローバルのグリーン形態転換の駆動者である」と題する講演で中国が近来既に大量に石炭の使用を減少し、同時に風力、水力、太陽エネルギー等グリーンエネルギーの使用及び投資を強化し、その規模は既にEUを超えている。指摘されたところによると、北京現在は石炭発電所が今年3月に運転を停止した。また、北京市環境保護局の統計によると、石炭発電所の使用停止で、毎年石炭燃料約176万トン、SO₂ 91トンを削減できる。北京を中国初めてグリーンエネルギー発電を実現する都市にさせた。

　長江三峡水利枢軸工事は世界最大規模の水力発電工事、1994年着工建設、15年かかって工事完成。湖北、河南、江西、重慶、上海、江蘇等12の省市に電力を供給している。毎年発電量は847億度に達し、石炭の消費5000万トンを減少し、SO₂200万トンの放出を減少、CO 1万トンの放出を減少する。

　中国が積極的にグリーンエネルギーの発展に投入することは環境保護のため以外に、過去余りに他国からのエネルギー供給に依頼し過ぎるため、中国は必ず自国の発展の道を歩まなければならない。自国のエネルギー体系を建立しなければ、他の選択肢はないとMathews教授が語る。

　今日アメリカ新大統領Trump氏が全力で石油燃料業を発展すると誓うと同時にグリーンエネルギーへの支持を低減する際、中国はエネルギー分野でアメリカに取って替わり、グローバルのグリーンエネルギーのリーダーの役を演じることになる。

資料のソース：発改委＜再生できるエネルギー発展十三五企画＞

　今年始め中国国家発展改革委員会が＜再生できるエネルギー発展十三五企画＞を発布して以来、中国は全国の力を傾けて水力、風力、太陽エネルギー発電等グリーンエネルギー建設を発展し、現在太陽エネルギー発電機械設備の容量は既に世界一に達しているほか、Deloitte（デロイト）等研究機構はともに世界経済フォラム（The World Economic Forum）がこの前発布した報告は、中国近年エネルギーの構造が巨大な変化をしている。「グローバルにとっていえば、意義がかなり重大である」と指摘している。

　世界四大会計事務所の一つであるDeloitte（デロイト）及びアメリカエネルギー経済及び金融分析研究所（IEEFA）等機構がこの前公布した報告で明らかにしたところ、2015年中国の新しいエネルギー投資は1029億米ドルに達し、グローバル投資総額の1/3を占め、且つ昨年中国海外の再生できるエネルギー計画の投資額は320億米ドルに達し、2015年に比べて60％増加、そして今年でグローバルクリンエネルギー市場のリーダーになる。

　＜再生できるエネルギー発展十三五企画＞にも、2020年まで、中国はそれぞれ水力、風力、太陽エネルギー発電等分野で5000億、7000億、1兆元（人民元、以下同じ）を投資し、その他地熱等再生できるエネルギーをプラスと、総額は2.5兆元に達する見込み。中国はグリーンエネルギー発電の比重を15％以上に昇格させ、永続発展を促進する。

　中国国家エネルギー局が今年2月に公布したデーターで明らかにしたところ、2016年末まで中国太陽エネルギー発電の累計機械装備容量は7742万キロワット、世界一で、全年の発電量は已に662億度に達し、中国全年発電総量の1％を占め、その他水力、風力発電はそれぞれ17.8％、3.5％を占める。

　事実上、空気品質を改善し、煙霧に告別するため、再生できるエネルギーを発展するほか、中国も絶えず燃料石炭発電の占める割合を減少している。例えば今年3月北京市政府が北京最後の燃料石炭発電所を閉鎖し、毎年176万トンの燃料使用を減少した。 

　世界経済フォラム（The World Economic Forum）3月末発布した＜2017年グローバルエネルギー構造成果インデックス報告＞の中に、中国はまさに高難度のエネルギー構造の形態転換を強力に推し進めている。エネルギーの安全、経済、環境保護関係のバランスに注意するとともに空気処理等方面について積極的措置を取られていると指摘している。