2016年中国著作権登記件数は200万件突破く
中国国家版権局が2017年2月に2016年全国著作権登記情況を通報した。2016年中国著作権登記数量が持続的に増長し、総登記量が200.77万件に達し、前一年度に比べて、22.33%増長した。そのうち、作品登記が160万件に近く、前一年度に比べて18.63%増長した。計算機ソフト著作権登記は40万件を超え、歴史上新しい高い件数になる。
全国31の省、自治区、直轄市及び中国版権保護中心の作品登記情報の統計によると、2016年に全年作品登記量の比較的大きい地区及び機構は、北京市、上海市、江蘇省、中国版権保護中心、四川省、重慶市及び山東省である。そのうち、北京市の作品登記数量は69万余件、総登記量の40%以上を占める。登記作品の類型を見ると、文字作品が61万件、数量が最も多く、総登記量の38.16%を占める。その他は撮影作品、美術作品、映画・テレビ作品、音楽作品等。
ソフト著作権については、昨年ソフト著作権登記は始めて40万件を突破、前一年度に比べて、39.48%増長した。登記地区のランキングを見ると、2016年に全国前10位の地区は広東省、北京市、上海市、江蘇省、浙江省、四川省、福建省、山東省、湖北省、安徽省の順で、登記総量の80%以上を占める。そのうち、広東省のソフト登記量が9万余件、約登記総量の22.49%を占め、全国の首位になっている。登記量の増加速度の状況から見ると、2016年増強速度の比較的速い地区は西北及び西南地区に集中している。
また、中国版権保護中心著作権質権登記情報統計によれば、2016年全国著作権の質権設定登録完了した件数は327件、前一年度に比べて46%下降した。そのうち、作品著作権の質権設定登記の下降は顕著で、全年作品著作権の質権設定登記が64件、前一年度に比べて84.4%下降した。これに反してソフト著作権の質権設定登記は263件、前一年度に比べて33.5%増長した。ソフト著作権の質権設定登記数量及び授権契約数量、ソフト作品に関わる数量は共に上昇している。
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