中国 2015年知的財産権発展報告を発表
【出典:国家知識産権戦略網】
中国国家知識産権局に所属の事業単位である知識産権発展研究センターは2016年6月7日に記者会見を開き、【2015年中国知的財産権発展状況報告】(以下、【報告】)を発表した。【報告】では、全国及び各省級地域における2015年の知的財産権発展状況及び2010年から2015年までの知的財産権発展状況について全面的且つ客観的な評価及び分析が行われ、同時に科学技術資源の投入及び知的財産権の産出において一定の規模を有する世界40か国を対象とし、知的財産権能力、実績及び環境等の三つの側面からの国際比較も行われた。
【報告】によると、2010年以来、中国全国知的財産権総合発展指数は安定的に上昇し、2015年には187.35に達した。そのうち、知的財産権の創造、運用、保護及び環境指数は安定して伸びており、レベルも着実に向上している。
知的財産権総合発展レベルを見ると、レベルのより高い地域は主に東部地域に集中しており、広東省、北京市、上海市、浙江省、江蘇省、山東省、福建省が長年にわたりランキングの上位を占めている。中西部地域の知的財産権発展は増速が明らかに伸びて、ここ6年、中部地域の安徽省及び湖北省はそれぞれ5.32%及び5.28%の大幅な伸びを見せ、西部地域の陜西省の年平均上昇率は4.60%に達した。
国際比較においては、【報告】によると、中国は2008年から2014年までの間で、サンプルとされた40の対象国のうち、順位が19位から8位に急上昇した。2014年の中国知的財産権総合発展国際指数は55.38に達し、2013年より1.19上昇したものの、米国、日本と比べて依然大きな差が見られる。 |