中国最高人民法院が台湾地区法院の
民事判決に関する認可及び執行規定
法釈[2015]13号
発布日:2015/6/29
発効日:2015/7/1
全部条文:23条
中国最高人民法院が2015年6月30日に新聞記者会見を行い、「最高人民法院が台湾地区法院の民事判決に関する認可及び執行規定」並びに「最高人民法院が台湾地区仲裁裁決に関する認可及び執行規定」の最新の司法解釈(法釈[2015]13号)を公告された。この解釈の最も重要な点は台湾法院民事判決及び仲裁裁決の範囲を拡大認可及び執行する。台湾の民事判決を一律に認可するほか、刑事附帯民事訴訟事件で、民事部分について行った判決、例えば賠償問題も認可する。
この規定によると、台湾地区法院民事判決の当事者がこの規定に基づいて人民法院へ台湾地区法院の民事判決の認可及び執行を申請することができる。いわゆる台湾地区法院の民事判決とは台湾地区法院が作成して発効した民事判決、裁定、和解調書、調停調書、支払督促等を包括する。台湾地区郷鎮市調停委員会が作成して台湾地区法院の査定を経て台湾地区法院の発効した民事判決と同等の効力を有する調停文書の認定申請はこの規定を参照の上適用する。
人民法院の裁定を経て認可された台湾地区民事判決は人民法院が作成して発効した判決と同等の効力を有する。
人民法院の認可を申請する台湾地区法院の民事判決は、商事、知識産権、海事等民事紛糾事件に対して作成した判決を含める。
人民法院の認可を申請する台湾地区法院の民事裁定、調停書、支払命令及び仲裁機構の裁決は事件の受理範囲に含まれる。 |