中国が2014年から各国とPPH試行プログラムを開始
一、中米欧日韓の5庁間でのPPH試行プログラムが2014年1月6日から開始
中国国家知識産権局、米国特許商標庁、欧州特許庁、日本国特許庁及び韓国特許庁は、2013年9月にスイスのジュネーブにおいて、2014年1月から5庁(IP5)特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムを始動させることに合意した。5庁(IP5)PPH試行プログラムは、2014年1月6日から2017年1月5日までの3年間実施される。
5庁(IP5)PPH試行プログラム始動後、出願人は、中国国家知識産権局(SIPO)に対しては《5庁特許審査ハイウェイ(IP5PPH)試行プログラムに基づく中国国家知識産権局(SIPO)へのPPH申請提出手順》に基づいてPPHを申請することができ、欧州特許庁、日本国特許庁、韓国特許庁及び米国特許商標庁に対しては、それぞれ定められた要件及び手順に基づいてPPHを申請することができる。
二、中国ポルトガル間のPPH試行プログラムが2014年1月1日から開始
《中華人民共和国国家知識産権局とポルトガル産業財産権庁との特許審査ハイウェイ試行プログラムに関する了解覚書》に基づき、中国ポルトガル間特許ハイウェイ(PPH)試行プログラムが2014年1月1日から正式に開始する。中国ポルトガル間PPH試行プログラムは、2015年12月31日までの2年間実施される。
中国ポルトガル間PPH試行プログラム始動後、出願人は、中国国家知識産権局(SIPO)に対しては《中国ポルトガル間特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムに基づく中国国家知識産権局(SIPO)へのPPH申請提出手順》に基づいてPPHを申請することができ、ポルトガル産業財産権庁(INPI)に対しては《ポルトガル中国間特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムに基づくポルトガル産業財産権庁(INPI)へのPPH申請提出手順》に基づいてPPHを申請することができる。
三、中国スペイン間PPH試行プログラムが2014年1月1日から開始
《中国人民共和国国家知識産権局とスペイン特許商標庁との特許審査ハイウェイ試行プログラムに関する了解覚書》に基づき、中国スペイン間特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムが2014年1月1日から正式に開始される。中国スペイン間PPH試行プログラムは、2016年12月31日までの3年間実施される。
中国スペイン間PPH試行プログラム始動後、出願人は、中国国家知識産権局(SIPO)に対しては《中国ポルトガル間特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムに基づく中国国家知識産権局(SIPO)へのPPH申請提出手順》に基づいてPPHを申請することができ、スペイン特許商標庁(SPTO)に対しては《スペイン中国間特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムに基づくスペイン特許商標庁(SPTO)へのPPH申請提出手順》に基づいてPPHを申請することができる。
四、中国デンマーク間PPH試行プログラムが2014年1月1日から2年間延長
中華人民共和国国家知識産権局は2013年1月1日から2013年12月31日までの1年間、デンマーク特許商標庁との間で特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムを実施した。中国デンマーク両庁は、中国デンマーク間PPH試行プログラムを2014年1月1日から2年間延長し、2015年12月31日まで実施することに合意した。
五、中国フィンランド間PPH試行プログラムが2014年1月1日から無期限延長
中華人民共和国国家知識産権局は、2013年1月1日から2013年12月31日までの1年間、フィンランド国立特許・登録委員会との間で特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムを実施した。《中国国家知識産権局とフィンランド国立特許・登録委員会との特許審査ハイウェイ試行プログラムの延長に関する意向声明》に基づき、中国フィンランド間PPH試行プログラムが2014年1月1日から無期限延長されることとなった。 |