IPニュース | 中国関連

台湾と中国の特許審査ハイウェイ構想について

 近いうちに、知的財産局は再度、中国と両岸の知的財産権協力に関する議題について更に協議を行う予定にしており、2010年の知的財産権協力協議の締結によって、台湾の商標が中国で先制登録されていた問題が解決されたのに続いて、アメリカ、日本とPPHを締結したように、更に協力していきたいと考えている。
 現在、中国が受理する特許、商標出願数は世界第1位ではあるが、多くの国と加速審査協力条約を締結し、また審査人員も十分であることから、案件は迅速に審決されており、発明では台湾の2倍速い。
 台湾と中国の交流は非常に頻繁で、同じ特許又は商標が両岸ともに出願される割合はとても高く、両岸で特許ハイウェイが締結されれば、台湾の未審査案件の累積問題は効果的に軽減される。知的財産局は「台湾はアメリカ、日本、スペインと既に特許ハイウェイを締結している。日本とは更に「台日優先権証明書類データ電子的交換協力覚書」を締結した。これにより優先権書類データを交換するだけでよくなり、出願人の労力とコストが大幅に削減される。また、台湾はイギリス、フランス、チェコ、イタリア、フィリピンなどの国と二国間協定を締結しており、案件審査に非常に役立っている。特に台湾のグローバル企業の日本及びアメリカへの特許出願は非常に多く、企業は、先にアメリカで特許査定された案件を、台湾の知的財産局に出願すれば、約2~3ヶ月で、台湾出願案の審査を終えることができ、特許の審査時間を大幅に短縮することができる。」と発表した。
 両岸が特許審査ハイウェイ協力を進めることができれば、出願人にとってメリットが非常に大きい。また、どのくらい時間の短縮ができるかは、両岸の協議で決まる。
 
Top  
 
 
  11th F1., 148 Songjiang Rd., Taipei, Taiwan | Tel : 886-2-2571-0150 | Fax : 886-2-2562-9103 | Email : info@tsailee.com.tw
© 2011 TSAI, LEE & CHEN CO LTD All Rights Reserved
   Web Design by Deep-White
Best viewed with IE8.0 or higher with 1024*768 resolution