ezPeer+、ネット上でBGM用音楽を供給
大衆が、自分のブログ上にBGMとして音楽を使用する需要が高まっている。これに目をつけたインターネット音楽業者ezPeer+は、今年の初めよりCD会社と交渉しライセンス契約を結んだ。ブログ内で活用されるBGMのライセンス使用権は、いまのところ契約上制約があるが、将来的には、ezPeer+の顧客はインターネット上の音楽を合法にBGMとして使用することが出来るようになるだろう。早ければ、今年度内にこのサービスをプロモーションする見込みだ。 台湾のインターネット音楽業者たちは、ネットでは今、BGM音楽のビジネスチャンスであると捉えていて、二大業者のKKBoxとezPeer+では、ezPeer+が特に積極的である。KKBoxは、目下、同社の顧客に限り、BGM音楽のサービスを提供していて、また、30秒間の簡易版である。 将来、ezPeer+の顧客は、別料金を支払う必要なく、ストリーミング(インターネット上の動画や音声などのデータをダウンロードしながら同時に再生すること)形式の音楽を、利用できるだろう。これらの音楽は、自分のブログ上に貼り付け、BGMとすることは合法だが、単曲ごとにダウンロードしたり、伝送して販売することはできない。 目下のところ、ネット上での音楽の使用は、大きく二種類に分けられる。一種は、気に入った曲をBGMとして選択し、もう一種は、音楽CDをMP3方式に変換したり、他の者にダウンロードさせる行為である。後者は、法に触れる虞があり、最近ブログを強制閉鎖されたり、調査を受けているのもこうした行為だ。最近も、あるブログ上で、合法な手段で手に入れた音楽を、BGM音楽としてネット上で他人に販売して問題となった。 韓国では、最大手のCyworld社は、CD会社からライセンスを取得し、合法的にデジタル音楽をブログを持つ顧客に販売している。顧客は、一曲につき台湾ドルで10元前後を払えば、デジタル音楽ファイルをBGMや歌曲としてブログに載せることができる。Cyworldは2002年よりBGM提供サービスを開始し、全世界で二億曲の歌曲を販売し、その販売量はアップル社の音楽サイトi-tuneに次ぐ。Cyworldは、同社が提供する有料の音楽サービスは、使用者に習慣を見直させ、非合法的手段で、音楽をダウンロードするのを抑制する効果がある、と主張している。