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台湾 知的財産局が2022年度の商標登録出願の受理概況を発表

【出典:知的財産局ウェブサイト】

 

台湾知的財産局が2022210日に発表した2022年度の商標登録出願の受理概況によると、商標登録件数は、94,778件に達して、前年同期比で1%微減した。また、そのうち、台湾人による登録出願件数(74,326件)は前年同期比で1%微増したが、外国人による登録出願件数(20,452件)は前年同期比で9%減と大幅に減少した。(図1

商標登録出願の上位5位の国家(地域)では、相変わらず、中国が4,324件の出願件数で、トップの座を守ったが、前年同期比で12%減と大幅に減少した。米国による出願件数は前年同期比で11%減少したが、3,572件の出願件数で2位を守った。前年同期比で3%増加した日本が26件の僅差で3位になった。(図2

商標登録出願の区分上位5位をみると、台湾の出願人では、2021年と同じく第35類の広告、事業の管理などの役務での出願が最も多く、前年同期比で1%微増した。また、台湾の法人では、食品流通業界の大手である統一企業(Uni-President Enterprises Corporation)が、区分数834でトップの座を守った。著名な大手外食グループである王品グループ(Wowprime Corp.)が区分数189、食品製造業者である金車公司(King Car Industrial Co., Ltd)が区分数163でそれぞれ第2位、第3位と続いた。一方、外国の出願人も2021年と同じく、第9類のコンピュータ及び科学技術製品などでの出願が最も多かった。また、商標登録出願の区分上位5位の中で、3位にランクインした第42類(科学及び技術に関する役務)を除き、全てが2%~21%減少した。外国の法人では、シンガポールのAI企業である艾彼普拉斯(IPPLUS TECHNOLOGY PTE.LTD)が区分数1501位になり、中国のインターネットサービス大手である騰訊控股(テンセント・ホールディングス)及び製薬や医療機器などを取り扱う米国企業であるジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)が同じ区分数94で第2位に並んだ。

審査実績については、知的財産局は審査の品質及び効率を両立させて、合理的な審査期間を維持して、2022年の商標の平均審査終結期間は6.5ヶ月になり、企業が早く権利を取得して適時に産業配置を実行するのに役立っている。(図3

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