2017中国の商標登録出願数が500万件超え
【出典:中国知識産権保護網】
中国工商管理総局の発表によると、2017中国の商標登録出願件数は500万件を超え、合計574.8万件に達し、前年に比べ55.7%増加し、出願件数及び成長率ともに過去最高を記録した。
2017年末現在、中国の商標出願件数は累計で2,784.2万件、登録件数は累計で1,730.1万件、有効登録商標件数は1,492万件で、17年連続世界第1位を獲得した。中国の市場主体1万社当たりの平均有効商標保有件数は1,520件で、2011年の1,074件に比べると顕著に増加している。
中国商標ブランドの国際的影響力も件数の成長と同じく強さを増している。世界ブランド実験室(World Brand Lab)が発表した2017年度『世界ブランドトップ500』のランキングでは、中国の37のブランドがランキング入りしており、これは2013年の1.5倍である。中国商標ブランドの「海外進出」は絶えず加速している。2017年中国の出願者によるマドリッド協定議定書に基づく国際登録の出願件数は4,810件で、前年に比べ59.6%増加し、マドリッド協定議定書の加盟国中3位であった。
中国の商標権に対する保護もさらに強化されている。2017年工商及び市場監督管理部門は馳名商標、地理的表示、渉外商標、老舗商標に重点を置いて、商標権の保護を強化した。商標違法事件の取締り件数は計3万件で、前年に比べ5.1%減少した。そのうち、商標権侵害、模倣などの事件は2.7万件で、前年に比べ4.3%減少した。
|