2016年グローバルの特許、商標及び
工業品外観デザインの出願は共に大幅に成長
(情報のソース:WIPO)
世界知的所有権機関(WIPO)が2017年3月15日に公式に報告を発布した。2016年に国際条約に基づいて特許、商標及び工業品外観デザインの出願は7年連続して成長を維持し、そのうち中国の特許出願件数は44.7%成長し、ZTE Corp.及びHUAWEI TechnologiesがそれぞれPCT出願のランキング一位と二位に昇進した。
世界的経済成長の低速に反し、国際特許、商標及び工業品外観デザインの出願件数は快速成長の態勢を呈し、前年度に比べ、特許は7.3%成長し、商標は7.2%成長し、工業品外観デザインは3.5%成長した。
国際特許出願の依拠は特許協力条約、出願人は願書一部を提出すれば異なる国又は地区にて特許の保護を受けることができる。2016年にWIPOは23.3万部の出願を受理している。その中、中国の特許出願件数、2002年よりずっと2桁の成長を保持し、2016年は更に44.7%に達している。出願人のランキングから見ると、ZTE Corp.及びHUAWEI Technologiesがそれぞれ一位と二位に昇進し、その後は米国のQUALCOMM INC.、日本のMITSUBISHI Electric Corp.、韓国のLG Electronics。大学の出願人の前5位、California University、Massachusetts Institute of Technology、Harvard Univ.、Johns Hopkins Univ.、Texas Univ.ともにアメリカの大学。特許に関わる専門分野から見れば、主にデジタル通信、コンピューター技術、電気機械及び医療技術の分野。
更に商標から見れば、2016年にマドリッド協定にもとづいて出願した商標件数は5.2万件あまり。7.2%成長した。出願人の国別のランキングは米国、ドイツ、フランス、中国、スイスの上位5ヶ国。中国の成長が最も多く68.6%に達した。次はロシア、32.7%成長した。出願人から見た場合、フランスのL’orealは150件で、トップ。その次はイギリスのGlaxo Group、ドイツのBMWの順。
このほか、2016年工業品外観デザインの国際出願は35%成長した。出願件数のランキング上位5ヶ国はドイツ、スイス、韓国、米国、オランダ。家具が外観デザインに占める割合が最も高く、次は録音及び通信設備、運輸工具と時計。
|