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中国
技術移転サービス規範を公布、
2018年1月1日より実施


 【出典:中国質検総局】

中国国家質検総局、国家標準化管理委員会、『技術移転サービス規範』(Specification for Technology Transfer Services)国家標準承認、発表した標準番号はGB/T 34670-2017で、201811日より施行する。これは中国で初めての技術移転サービス国家標準である。

 『技術移転サービス規範』(以下『規範』という)は、中国科技部が提案したもので、全国サービス標準化技術委員会が統括し、中国科学技術部タイマツ ハイテク産業開発センター、中国標準化研究院、北京技術市場協会、北京工商大学、北京市情報所などの機関が研究及び起草に参加した。『規範』は、『契約法』を重要な根拠とし、『国家標準管理弁法』及び『標準化業務ガイドライン』の要求に従い、範囲、規範的引用文献、専門用語と定義、一般的な要件、一般的な手続き、サービスの評価と改善、技術移転サービスなどの主な類型を含む計12章を規定した。規範には、下記の2つの特徴がある。

 一、技術移転の概念を更にはっきりとさせ、「技術移転」とは、特定商品の生産、特定の技術・技法の応用、或いは特定サービスの提供に関するシステム的な知識を様々なルートを通じて、「技術提供側」から「技術需要側」へと移転する過程であることを明確に定義した。技術移転には、科学知識、技術成果、テクノロジー情報及びテクノロジー能力などが含まれる。

 二技術開発サービス、技術譲渡サービス、技術サービス、技術コンサルティングサービス、技術評価サービス、技術投融資サービス、情報ネットワークプラットフォームサービスといった7種類の社会の関心度が高く、成熟モデルが形成された技術移転サービス類型を規定して、サービス内容の差異化、サービス要件及びサービスプロセスを提案した。そのうち、技術評価サービス、技術投融資サービス、情報ネットワークプラットフォームサービスについては、技術移転サービスとインターネット技術、金融資本との融合を強めて、専門化、市場化、ハイエンド化の方向への発展が求められている。

 技術移転サービス業は、中国テクノロジーサービス業の重要な部分であり、中国のテクノロジーと経済の深い統合を促進するための重要な鍵である。近年、中国国務院は技術移転業務を非常に重視して、技術成果の移転・実用化の「三部曲」を促進し、『国家技術移転システム建設方案』を順次公布した。中国技術移転サービス業は、機関種類の多様化、サービス内容の豊富化、サービスモデルの多様化、サービスに対するニーズの個性化という良好な発展傾向を示している。

 『標準』の公布と実施は、技術移転理念の周知、技術移転の実践指導、技術移転サービス規範化発展の促進、中国技術移転システム構造の最適化の促進、技術移転システムの全体的な機能向上、技術と資本や人材などの融合加速化の促進、経済社会発展の新たな勢いへの刺激に対して重要な意義を持っている。

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