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日本特許庁が2014年知的財産権関連統計情報を発表

 

【出典:日本特許庁ウェブサイト】

日本特許庁(JPO)は初めてウェブサイトで「特許庁ステータスレポート2015」を発表した。ステータスレポートには、日本特許庁の業務政策とその成果、及び2014年の知的財産権関連の各統計情報が含まれている。

一、特許出願件数は年々減少傾向にあるものの、特許登録件数は年々増加傾向 

特許出願件数は、2005年から2014年まで漸減し、十年間で特許出願件数が23.7%減少した一方で、特許登録件数は年々増加傾向にあり、企業が特許戦略において量ではなく質を優先的に考慮していることが分かる。
 

二、JPOを受理官庁としたPCT国際出願件数は増加傾向

2013年と2014年の出願件数はわずかに減少したものの、依然として毎年40万件以上の出願件数を維持している。

三、日本の出願人及び外国の出願人の特許出願件数統計

 

 

日本語書面PCT出願

外国語書面PCT出願

日本人出願件数

265,959

20,616

288

外国人出願件数

60,030

37,721

8,232

 アメリカ

25,998

15,421

4,963

 ドイツ

6,615

4,786

603

 韓国

5,682

2,586

47

 フランス

3,452

2,709

447

 中国

2,531

1,779

114

 スイス

2,454

1,650

415

 オランダ

2,239

1,863

203

 イギリス

1,731

1,248

224

 台湾

1,408

83

185

スウェーデン

1,038

726

152

 その他

6,882

4,870

879

 総出願件数

325,989

58,337

8,520

日本の特許出願件数上位10

 

出願人

登録件数

1

キャノン

4,597

2

三菱電機

4,506

3

パナソニック

4,267

4

トヨタ自動車

3,860

5

東芝

3,408

6

リコー

2,994

7

富士通

2,770

8

デンソー

2,714

9

富士フイルム

2,576

10

本田技研工業

2,522

四、世界五大特許庁の2009-2013年の特許出願件数の推移 
 

五、実用新案登録出願件数と意匠登録出願件数は減少傾向

六、商標登録出願状況

日本の商標登録出願は、2007年に14万件を超えたのをピークに、その後は、10-12万件となり、2014年にようやくまた12万件を突破した。出願人を見てみると、上位4位までの出願人の出願案件数は安定している一方、日本たばこ産業が2014年に37位から6位に躍り出て、最も高い成長率を示した。

2014順位

2013順位

出願人

商標登録

件数

1

2

資生堂

392

2

1

サンリオ

319

3

3

富士通

301

4

4

花王

274

5

9

パナソニック

217

6

37

日本たばこ産業

201

7

13

東洋新薬

198

8

7

明治

198

9

25

リクルートホールディングス

187

10

11

森永乳業

180

七、世界の主要国・機関における2009-2013年の商標登録出願数の推移

世界の主要国・機関における2009-2013年の商標登録出願数について、中国を除いては、大きな変化はない。中国への商標登録出願数は毎年200万件以上のペースで増加しており、このことから世界最大の消費市場は中国であることが分かる。

詳細については、下記の日本特許庁ウェブサイトをご参照ください。
https://www.jpo.go.jp/english/reference_room/statusreport/status2015_e.htm

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