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専利(特許)加速審査請求に関するご案内

専利加速審査請求について、ここに本所よりご案内いたします。

知的財産局(TIPO)は、発明専利(特許)出願の審査の迅速化を計るため、200911日に、外国の特許庁が許可した審査結果を参考に、「発明出願の専利加速審査プログラム」を開始した。
 
このプログラムで、専利加速審査を請求する資格を有する専利出願は、以下を含む。

1.
外国特許出願に基づき、台湾で優先権を主張する全ての出願
2.
外国での出願に基づいて優先権が主張されていなくとも、その専利(特許)請求の範囲に記載されている発明が、既に該当する外国の出願案件の明細書又は図面に開示されている全ての出願。

 出願者が、このプログラムで加速専利審査を請求したい場合、外国の特許庁によって許可され、公示されたクレームを示す書類、または外国の特許庁が発布した許可の知らせの写し、および外国の特許庁が近々発布する予定の査定されたクレームが掲載された書類をご提供ください。
 
査定(許可)されたクレームと係属中のクレームの違いも明確にし、また、もし双方のクレームに相違がない場合は、本所にお知らせください。本所は、その違いを説明する(もしくは、違いがないという事実に言及する)陳述書(statement)を準備し、専利加速審査を要求するため、外国の特許庁で査定されたクレームを翻訳いたします。

 加速審査の要求がなされると、TIPOは、査定通知または拒絶の理由を示した拒絶査定理由意見書を、要求された全ての書類が提出されてから、六ヶ月の速さで発布する予定である。

しかし、このプログラムの意図は、外国の特許局の審定に従うためでなく、むしろ、TIPOが拒絶査定理由意見書をできる限り早く発布することである。ゆえに、外国の特許庁が検索した引例に基づき、もしくは、TIPO自身が検索した新たな引例に基づき、審査官が、外国の特許庁で査定されたクレームであっても特許を与える事ができないと認めた場合、その専利出願を依然として拒絶する決定がなされる。

本所では、クレームの翻訳は、労働時間単位でチャージいたします。本所の時間毎の費用は、NT$5,500 から NT$8,500の範囲で、担当する弁理士の経験によります。なお、加速審査の申請に対する政府料金は請求されません。

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