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台湾原住民の伝統的
知的創作に関わる特許出願の処理原則


情報のソース:経済部知的財産局


台湾知財局(
TIPO)は2017622日に「原住民の伝統的創作に関わる特許出願の処理原則」を公布した。台湾原住民にはその特殊の宗教祭りの儀式、、追悼の儀式、音楽、舞踏、歌曲、雕塑、編み物・織物、民俗技芸若しくはその他文化成果の表現など知的創作を有し、原住民の伝統文化を尊重すると原住民の知的創作を保護するため、原住民の伝統的知的創作に関わる特許出願について、審査過程中現有の公開された従来技芸の審酌漏れを避けるため、とくに「原住民の伝統的知的創作に関わる特許出願の処理原則」を定め、本局の審査官の参考に供され、審査観点の一致に寄与する。審査官は審査過程中各種検索のツールを利用することによってなるだけ前案資料の有無を検索する、並びに原住民委員会に適時に協力を提供してもらい、審査官の検索資料の来源とする。もって原住民の知的創作の保護に共同して協力することを期する。この処理原則は2017626日より施行される。


台湾原住民族と世界南島語系民族の関係


漢民族が大規模に台湾へ移住した以前、台湾は早くも南島語系民族が住んでいた。南島語系民族は人種学上、マライ人に属し、世界中分布が最も広い民族である。分布地区は西の方はアフリカ東南の
Madagascar(マダカスカル)から、インド洋を超えて直接太平洋のEaster Island(イースター島)に至る。北は台湾から南はNew Zealand(ニュージーランド)まで。台湾は南島語系民族分布の最北端で、台湾に住んでいる南島語系民族は原住民族及び平埔族に分けられる。その中原住民族は全部16族、その多数は自分の言語、風俗習慣及び部落の構造を持っている。しかし、急速現代化の問題に直面している。平埔族は多くは原有の言語と習慣風俗を失っている。言語文化の振興が急務である。

 16原住民族の名称は下記の通り。

 アミ族(Amis、阿美族);パイワン族(Paiwan、排湾族);タイヤル/アタヤル族(Tayal, Atayal、泰雅族);タロコ族(Truku, Taroko、太魯閣族);ブヌン族(Bunun、布農族);プユマ族(Puiuma、卑南族);ルカイ族(Rukai、魯凱族);ツォウ族(Tsou、鄒族);セデック族(Seedig、賽徳克族);タオ族(Tao、達悟族)、クバラン(Kavalan, Kebalan、噶瑪蘭族);サオ族(Thao、邵族)、サキザヤ族(Sakizaya、撒奇萊雅族);セデック族(Seedig、賽徳克族);カナカナブ族(Kanakanavu、卡那卡那富族)、サアロア族(Saaroa、拉阿魯哇族)。

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