大立光電（Largan Precision）vs.
サムスン電子（Samsung Electronics）
スマートフォンレンズに関する特許権侵害訴訟和解成立

台湾上場株の王様（単位株で値段が一番高い銘柄）大立光電股份有限公司（Largan Precision Co., Ltd.、以下「大立光」と略称す）が2013年6月、9月ないし11月に国内の競合業者玉晶光電股份有限公司（GSEO、Genius Electronic Optical Co., Ltd.、以下「玉晶光」と略称）、先進光電科技股份有限公司（Ability Opto-Electronics Technology Co., Ltd.、以下「先進光」と略称）並びに大口顧客であるサムスン電子（Samsung Electronics、以下「サムスン電子」と略称）に対し陸続に「スマートフォンレンズの特許侵害」など知財権訴訟を提起し、市場へのショックを引き起こし、国内光学産業訴訟事件数十年来なかった局面を打ち破りばかりでなく、部品サプライヤとしての台湾メーカーが単独にグローバルブランドの顧客に挑戦する先例を造りました。三年に近い長たらしい審理を経て、近頃大立光が既に玉晶光及びサムスン電子と和解に達成。和解内容は秘密保持のため、よく知りませんが、大立光がグローバルの光学産業における地位は正式に確立された。

　市場から伝聞するところによると、アップル社は大立光の「一社独大を望まず」、介入のもと、大立光は玉晶光との和解に同意することによって特許権の有効性を確立しました。従って、玉晶光はレンズのデザインバイパスしなければならず、技術の複雑さと創造難度を増加し、訴訟費用も玉晶光により負担することになりました。

　その次き、市場から大立光とサムスン電子も和解に達成したと伝えられています。大立光は特許実施料を得ることができるほか、その後続のSamsung Iphoneレンズの注文は見込みあります。いずれの方式にせよ、大立光にとっては正面的効益があります。玉晶光及びサムスンに対する訴訟事件は確かに2016年第3四半期及び2016年10月に和解に達成したが秘密保持協議が纏まったため、その内容を漏らすまたはコメントすることができないと大立光が証言しました。

　大立光の200億元（新台湾ドル）を超す投資をした新しい工場は本（2017）年第3四半期に稼働開始。このレンズ業界の巨人が技術の優位性を以て将来キャパ発動後競合相手との開きが大きくなりますが、しかしながら、アップル社の大立光へのオーダーは大立光の40％～50％の比重を占めており、2017年Apple Iphone8が新型取り替えの波を引き起こすかどうかに拘わらず、サムスン電子（Samsung Electronics）のオーダーが現実になったあと、大立光のリスクの分散に大いに寄与し、新工場の生産過剰産品の布石になります。

　大立光がアップル及びノンアップルの他社のオーダーを共に引き受けます。アップルのオーダーは40％～50％の比重を占め、中国市場における比重も約40％。大立光がサムスン電子（Samsung Electronics）及び玉晶光に対する告訴の特許は主に4P（4 pcs of plastic lens）、5P（5 pcs of plastic lens）の特許でありますが、現在ハイエンドモデルは既に6Pのデザインに昇級しています。しかし、6Pのモデルはやはりトップクラスモデルで、5Pのモデルは量産のメインデザインで、今回大立光がサムスン電子（Samsung Electronics）及び玉晶光と順調に和解に達成したことは、将来のオーダーにとってはやはり有利であります。

　大立光のCEO林恩平氏がこのように語っています。新しい工場は一貫した製造プロセスを整合し、かつ、将来レンズの歩留まり率の挑戦がますます激しくなるため、若しより大きい土地の取得ができれば、将来も発展し易い。キャパは絶対に競争力を高めるキーファクターであるから。 

　次に、デュアルレンズの透磁率が高まれば2017年デュアルレンズのニーズにとっては有利であり、大立光新工場も将来デュアルレンズのニーズに備えています。しかし、万が一マーケットの成長がなく、または予期に添わないとき、Iphoneキャパの突破口は小さくない。サムスン電子（Samsung Electronics）のオーダーが実現すれば、大立光の将来のオーダーのバランス布石には有利であります。