事務所情報 | 出版物品 | 2017年 3月
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<ワールド知的財産所有権インデックス>
(WIPI)年度報告

(情報のソース:WIPOウェブ)

 世界知的所有権機関(WIPO20161123日公式ウェブ公布:2015年グローバル知的財産権の需要の上昇に連れ、中国は初めて一年以内に100万件以上の専利(発明と実用新案)を出願、グローバル専利出願量の新しく高記録を推し進めた。

 WIPOの<WORLD INTELLECTUAL PROPERTY INDEX, WIPI>の年度報告によると、2015年世界各地で合計290万件の専利を出願し、2014年に比べると7.8%の成長、専利保護の需要は連続6年の上昇。2015年の商標出願量は600万件前後に上昇、成長率は15.3%。グローバル工業品の意匠出願量は87.28万件に上昇、2.3%の成長。

 中国が2015年の専利出願量が最も多い(1,010,406件)、次はアメリカ(526,296件)と日本(454,285件)。但し、中国の出願は主に国内であり、中国が国外へ出す専利出願は42,154件で、これに対し、米国の国外へ出す専利が最も多い、トータル237,961件。

 上記のデータを見ると、中国はグローバルの成長を推し進めているが、2015年大多数の国が知的財産権の利用はともに増加している。知的財産権がグローバル知識経済の中にますます重要であることを表している。案件の出願量について見れば、2014年の成長率に対比する場合、それぞれ専利7.8%、商標15.3%、工業品意匠出願量の成長率は2.3%。

一、専利(発明と実用新案)方面

 2015年にグローバルの専利出願合計約290万件、2014年に比べて7.8%成長し、20144.5%の成長率より高い。自然人がその本国において出願量は約2015年出願量の3分の2を占める。

 中国国家知識産権局2015年に受理する専利は1,101,864件。初めて単一年度内に出願件数が100万件をオーバーする国でこの出願は中国国内自体の出願のほか、外国から中国へ出願する件数も含まれる。この出願量は出願案件量がその後についている三つの国の出願量の合計に相当する。この三つの国の出願量はアメリカ(589,410件)、日本(318,721件)及び韓国(213,694件)。

 欧州特許庁(EPO160,028件)の出願を加えれば、前5大庁がグローバルに占める出願総量の中に、82.5%を占める。前5大庁の中、中国の成長が最も速い(+18.7%)、次はEPO(+4.8%)、アメリカ(+1.8%)及び韓国(+1.6%)。これに反し、日本特許庁の成長が2.2%下落した。この持続的下落の趨勢は2005年から始まり、主に日本本国出願量の下落による。

 アメリカの出願人が国外へ出す出願は最も多い(237,961件)、6%の成長、次は日本(195,446件)、2.3%下落、ドイツ(101,892件)、3.6%下落。

 中国が国外へ出した出願は相対的に少ない(42,154件)が、過去20年来ずっと安定成長をキープしている。現在中国の年度出願量はほぼフランスの総出願量(46,581件)に相当する。

 2015年全世界で許可された専利は124万件。2014年に比べると5.2%成長し、これは2012年以来最も速い成長率である。これは主に中国の許可量の増加によるもので、中国は2015年に許可された専利は359,316件で、アメリカ(298,407件)を超過し、許可量が最も多い主務庁である。

 統計によれば、2015年グローバルの有効専利は1,060万件。そのうち、約4分の1はアメリカにあり(総数の24.9%を占める)、次は日本(18.3%)及び中国(13.9%)。

二、商標方面

 2015年にグローバルの商標出願は合計600万件、類別[区分]に基づいて計算すると840万件になる。中国の推し進める下、出願量は15.3%成長し、2000年以降の最高の成長率である。クローバるの出願の78%はその原因をその本国出願において保護を申請する当地出願人に帰せられる。

 2015年中国は今まで最も多い商標出願を出した。区分に基づいて計算すると、合計283万件。次はアメリカ(517,297件)、EUIPO366,383件)、日本(345,070件)及びインド(289,843件)。前20位の主務庁の中、2015年の成長率が2桁数字の国は日本(+43%)、イタリア(+32.6%)、中国(+27.4%)、インド(+21.9%)及び韓国(+13.9%)。

 グローバルの商標登録量は約440万件、区分に基づいて計算すると、620万件。2014年に比べて26.6%成長した。15年来最も速い成長率である。

三、工業品の意匠方面

 2015年全世界が提出する工業品の意匠出願は2.3%成長し、2014年に中国の出願量が明白に減少したことによる大幅な下落が再上昇したためである。世界各地のデザインナーが872,800件の出願を提出、110万項の意匠を含む。成長の原因は主に中国、韓国及びアメリカ出願の増加による。

 中国国家知識産権局が受理する出願の中、569,059項の意匠を含み、全世界意匠出願の半分を占める。次はEUIPO98,162項)、韓国(72,458項)、ドイツ(56,499項)、及びトルコ(45,852項)の主務庁。その中、韓国(+5.9%)及び中国(+0.8%)は共に成長あり、ドイツ(-7.5%)、トルコ(-6%)及びEUIPO2015年の出願は2014年より少ない。 

 2015年グローバルに登録した工業品の意匠の総数は21.3%成長した。主に中国登録量の強い跳ね返りによる。

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