台湾・スペイン特許審査ハイウェイ(PPH)を
2013年10月1日から試行
台米・台日特許審査ハイウェイ(PPH)を試行したあと、台湾とスペインが2013年9月20日に特許審査ハイウェイ(PPH)を試行する覚書を取り交わした。このPPH覚書の署名によって両国間の特許出願の審査は速められる。
今回取り交わしたPPH MOTTAINAI協定が国際間通常のPPH類型より、さらに強めたもので、適用する特許出願の範囲が更に広く、第一出願国(OFF)の審査結果だけが後の出願局の参考になるばかりでなく、署名した双方のいずれの特許局で、先に審査結果が出たら、その出願人がこの審査結果に基づいて他の一方の特許局へPPHの審査を申請することができる。
例えば、台湾人が台湾に先に発明特許を出願し、後に同一発明をスペインへ特許出願する。若しスペイン特許局で先に審査結果が出た場合、出願人がこれに基づいて台湾知財局(TIPO)へPPHの審査を申請することができる。このようなPPHの態様は通常のPPHでは受理されない。これは今回PPH MOTTAINAI協定の特別なところである。
台湾・スペインのPPH試行計画が2013年10月1日から実施し、試行期間が2年間。両方特許局は試行期間満了後、試行成果を評価する。 |