台湾知的財産局（Taiwan Intellectual Property Office, TIPO）では2011年3月1日より特許出願審査公開情報の検索業務を開始

特許審査案件情報の透明度を高めるため、台湾知的財産局（TIPO）は2011年3月1日から「特許審査公開情報の検索機能」との電子サービス（Electric Service）を提供している。民衆は出願番号、公告番号又は公開番号のいずれを入力さえすれば、オンラインで特許案件審査の進捗情況を検索することができるほか、当該案件の審査公開情報の内容を閲覧申請することができる。因みに、特許審査案件情報の透明度を高めるため、台湾知的財産局（TIPO）では2010年11月からまず出願人個人に対し、オンライン検索サービスを提供して、ICカード授権及びSSL等安全制御メカニズムを通じ、出願人は審査過程の記録及び関係資料を閲覧申請することができるとしてきた。この第一段階の実行効果が良好である故、台湾知的財産局（TIPO）は審査情報透明化のサービス範囲を一般公衆にまで拡大しようと決定した。2011年3月1日から民衆は検索サービスのインターフェイスに出願番号、公告番号または公開番号を入力しさえすれば、すぐオンラインで2011年3月以後に既に特許法第36条第1項に定めた公開条件に合致する案件の審査過程を検索することができるほか、なお出願案件の基本資料、願書のテキストファイル、願書付属書類物件のイメージファイル、明細書イメージファイル、知財局の発信資料のイメージファイル等を含めた審査公開情報の内容を閲覧申請することができる。これによって民衆に特許審査作業の具体的流れを理解させ、公開情報のキーインによるオンライン検索を提供することによって審査の質の向上に対しても正面の影響をもたらすこともできる。

但し、特許ファイル閲覧申請要点の第7点第1項第3号によれば、特許案件のファイル資料に国防、軍事、外交及び一般的公務機密に関っている場合、法によって秘密を保持すべきものについてはファイルの閲覧を提供してはならない。