博達と住友の契約により、白色LED市場に2大グループが形成 博達科技(Procomp Informatics)は日本の住友電工と共同で11月4日に記者会見を開くことを決め、両社が白色LED産品の技術移転、OEM生産、特許授権など重要な数項目を含む戦略的連合に契約すると発表した。4日の記者会見では、博達と住友が共同出資して設立した博友光電の設立も発表される。両社が協力すると将来の白色LED世界市場は、日亜化学グループ(日本のシチズンとドイツのオスラムを含む)と博達が加わった住友陣営という2つの対抗グループの形成が予想される。 博達は4日、日本の住友電工と白色LED産品において正式に戦略連合を組み、将来、住友電工は博達および博達の子会社である尚達積体電路(Suntek)からそれぞれエピタキシャルウェーハとウェーハのOEM生産をおこなって来年3月には同時に生産を行うことが見込まれ、LCDモジュールのバックライトまたは照明用産品にパッケージする後工程に関しても、すでに国内で特定の外注協力の話がまとまっており、中国大陸の部分に関しては、博達が中国大陸に移転投資した奥雷光電へ生産を委託することが判っている。 しかしながら、博達は先日すでに博友光電設立の登記を行っており、博友光電のもう一つの重要な投資者がまさに日本の住友電工であるため、将来、両社の主要な協力産品、白色LEDの技術移転、OEM生産および特許授権の全ては博友が中心となることは明らかである。もともと博達が住友に払うことになっていた技術移転費用および権利金の項目に関しても、住友が株主になった後、円満に解決されることが期待される。そして今日開かれる記者会見のもう一つのクライマックスは博友光電の正式設立の発表である。 将来、博友は博達か尚達がすでに保有している工場に設立される可能性がとても高く、博達も先日すでにエンジニアを日本の住友電工へ派遣して研修を行っている。博友が設立されると、必要なMOCVD結晶成長設備を自分で別に購入するか、博達工場内から調達することになるが、これらは今日の記者会見で明らかになるであろう。また、尚達がすでに白色LEDチップの生産を始めたということに関しても明らかになるだろう。