中華映管と三菱電機が特許協力を拡大 台湾の中華映管（Chunghwa Picture Tubes）と日本の三菱電機はTFT-LCDの特許における協力を拡大することになった。三菱電機が保持する200件余りと中華映管が保持する50件のTFT-LCDの特許をお互い交換すると、両社は300件近くの特許を共有することになり、中華映管は知的財産に関し日本と韓国メーカに対する対抗力を大幅に高めることができる。 中華映管と三菱電機は液晶テレビの協力範囲を拡大し、三菱電機が自社の半導体チーム技術、そして以前からよく知られた電子回路と影像の技術を加え、中華映管のTFT-LCDパネル量産ラインへ導入する。中華映管と三菱電機は、今年末から共同で13から30インチの液晶テレビシリーズを売り出し、液晶テレビ市場での全面的な巻き返しを狙っている。 三菱電機はTFT分野を長年研究開発し、攻撃性と防御性を備えた貴重な特許を200件余り保有しており、これに中華映管の積極的な投資計画と豊富な資金を組み合わせることにより今回の協力が達成された。 両社は液晶テレビ分野において共同で協力することになるが、今後は液晶テレビが最も重要な市場になるとTFT-LCD業界では考えられ、両社は全世界で年間、1.2億から1.3億台に達する非常に大きなビジネスチャンスを協力して開拓することとなった。 三菱電機は自社の半導体チーム、テレビ電子回路技術そして影像システムにより、中華映管と共同で液晶テレビの製造プラットフォームをつくるが、三菱電機が発表した新開発の22インチスクリーンの液晶テレビは、高輝度、IPS広視野角、16ミリ秒の反応速度などを有し、高い評価を受けている。
