事務所情報 | 出版物品 | 2003年9月
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反ダンピング、権利金の悪夢が再来

光ディスクの反ダンピング事件、権利金に関する問題は去年、一昨年に解決したが、台湾のメーカが中国大陸における生産ラインの運転開始に合わせて、DVD-Rディスクの出荷量も毎月増大し、関連する問題も再び浮上してきた。欧州共同体およびフィリップはそれぞれ異なった事件に対し、欧州において台湾メーカ産品のコンテナ通関スピードを妨害している。台湾メーカはこの問題に対して、フィリップとの交渉を開始した。

数年前にCD-R権利金の問題が発生した時、各メーカはそれぞれフィリップと契約してこの問題を解決した。台湾メーカが中国大陸に工場を設立し、今年になって続々と生産するにつれて、中国大陸本土メーカの出荷量も増大し始めた。そのため、特許権およびダンピングの問題も再浮上した。



中国大陸本土メーカも同様の問題に直面



台湾メーカが出荷し始めているだけでなく、中国大陸本土メーカの出荷量も明らかに増大しているため、大量のCD-Rが中国大陸から欧州に運ばれてくる情況を、欧州共同体はすでに注目している。ダンピング行為がないかどうかを調査するため、最近は中国大陸から欧州に輸入される光ディスクのコンテナは通関速度が明らかに落ちていて、差押さえはないが、通関が遅れるということは度々聞かれる。

比較的具体的な情況はDVD-Rの光ディスクであり、欧州でもこの時、一部メーカのDVD-Rが通関しずらいという情報が流れた。光ディスクメーカの話によると、DVD-R市場の出荷量が伸びて、CD-Rの実施許可資格もDVD-Rにまで及んでいるということである。そのためフィリップは一部のメーカに対し連座式に懲罰を与えている。



フィリップの権利金問題がDVD-Rまで及ぶ



CD-Rの実施許可を契約しないで受注したメーカは、そのDVD-Rが欧州市場に入る際、多くの抵抗を受け、台湾は現在フィリップと法律紛糾にあるメーカが、DVD-Rが欧州市場に入る際、そのほとんどが同様の難題に直面している。台湾のあるメーカは、DVD-Rのコンテナ5、6個が今も欧州で差押さえられて、通関できないでいるということである。

業者によると、フィリップの妨害は絶え間ないが、DVD-Rの権利金問題はまだ完全に解決されていないため、妨害はあっても通常は数週間差押さえられるだけで通関させられる。しかしながら、通関における数週間の遅れはビジネスチャンスに大きな影響を与えている。DVD業者の3C(通信:Communication、コンピュータ:Computer、消費者向け電気製品:Consumer Electronics)であるフィリップ、ソニー及びパイオニアそれぞれが各社の権利金を分散する計算方法により、光ディスクメーカも現在双方が受け入れることのできる費用標準をフィリップと協議しているが、今のところ結論は出ていない。

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