日韓の中小企業も数多く参加 多くの台湾企業は、上海、蘇州一帯に日本料理店と韓国焼肉店が数多く出店されていることから、中国大陸に進出する日韓企業の速度が著しく加速していることを認める。日韓企業が競って中国大陸へ投資する目的は、低コストな労働力により輸出市場において優位な地位を確保する以外に、ブランド力を有する日韓企業が成長著しい中国大陸の国内市場を獲得することにあると多くの台湾企業は見る。その証拠に韓国のサムソン、LG、現代グループあるいは日本のソニー、松下電器、日立、トヨタそしてホンダの販売広告を至るところで目にすることができる。 今回、日韓企業が行う中国大陸への投資は、国内販売市場の戦略が明確となっており、大手商社および大手グループ企業がやってきているだけでなく、協力関係にある様々な中小企業も続々とやってきており、それら上下整合は完璧となっている。 日韓企業の強気な中国大陸への進出に対し、蘇州にある友達光電(Au Optronics)の彭雙浪社長は「短期的には産業の供給チェーンがより完璧である台湾企業の方が有利であろうが、長期的には国内、国外を問わず販売市場の競争がさらに白熱化していくであろう」と述べる。