事務所情報 | 出版物品 | 2004年3月
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特許権侵害の件、FoxconnはFCIと示談する方針を示す

Digitimesによれば、世界第三のコネクターメーカーで、フランスのArevaグループに属するFCIは、台湾のHon Hai Precision Industries(Foxconn)を相手取って起こした。FCIは、特許権の侵害にあたる製品のアメリカへの輸出差止を請求している。FCIは、BGAコネクターめーかーに関する2件の特許侵害訴訟に勝利したことを2月19日に発表した。

FoxconnはPentium 4の478ピン・ソケットコネクターを供給する最大のメーカで、特にDell、HP、Intel、Sonyの製品に大きな影響の出る可能性がある。FoxconnはMac(特にPower Mac G5)に使われているいくつかの部品の開発にもかかわっているので、もし、輸出差止が成立すれば、アップルにも影響が出るかもしれない。

3月10日付けの台湾紙経済日報によると、この件について、FoxconnはFCIと示談する方針を示し、賠償金は一般に考えされていた金額よりも低いという見込みだ。Foxconnグループの総裁郭台銘氏は「Foxconnは特許に負けたのじゃない、法律のプロセスに負けたのである。私はクライアントに示談することを促されていたと言う訳である。そうでなければ、FCIに勝つ自信はちゃんともっている」と述べた。

クライアント側の強い圧力で、Foxconnは示談することを選んだのである。郭台銘氏は「クライアントは私に示談するように要求し、彼らは完成品が製造できなく、出荷に間に合わない心配があることを、私は理解でき、つい、できるだけ、早めに示談することを決めたのだ。実際的に、この件について、今は、法廷まだ判決していない、ただ陪審団の結論だけの段階である」と止むをえずように言った。

台湾IT業者の分析によると、郭台銘氏の言ったクライアントはIntelの可能性が大きい。Intelは出荷することだけを心掛け、特許権の侵害することについて、誰が是か非か、Intelとはちっとも関係がない態度を示し、Foxconnに早く示談するように強く要求したそうである。

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