APAA(アジア弁理士協会)台湾支部が台湾知的財産裁判所の運営並びに専利師法の実施に関するシンポジュームを開く
APAA(アジア弁理士協会)台湾支部が2007年10月19日(金曜日)の午後と20日(土曜日)の午前に台北市晶華酒店(GRAND FORMOSA REGENT)にて2008年7月1日より発足予定の台湾知的財産裁判所の運営並びに2008年1月14日より実施する専利師(弁理士)法の実施に関する問題についてシンポジュームを開いた。
まず、19日の午後2時から、APAA台湾支部長林秋琴女史と知的財産裁判所準備処主任高秀真女史(現司法院民事庁庁長、同裁判所の所長と内定)のご挨拶の後、APAA台湾支部顧問洪武雄弁理士の司会で、台湾高等裁判所黄麟倫判事及び邱瑞祥判事が「知的財産裁判所の設立が、知的財産権の救済手続に及ぼした影響」と題して講演を発表し、続いて東京知的財産高等裁判所石原直樹判事と東京地方裁判所民事第29部清水節判事が、それぞれ「日本において知的財産権の法的救済手続に知的財産高等裁判所の設立が及ぼした影響」並びに「知財高裁と東京地裁知財部における仮処分手続の現状」と題してスピーチをしました。
つぎに、20日午前8時30分から正午までAPAA台湾支部長林秋琴女史のご挨拶の後、台湾経済部知的財産局鄭智華副局長から、「専利師法制定の背景及び展望」と題してスピーチをいただきました。その後APAA台湾支部蔡坤財顧問と頼経臣理事がそれぞれ司会を務め、「専利師の役割と業務範囲」並びに「専利師協会の役割と機能」というテーマで韓国弁理士協会金明信前会長、日本弁理士会谷義一前会長とAPAA台湾支部陳伝岳理事がディスカッションに加わった。その後、質疑応答が行われ、実りあるシンポジュームを終了しました。 |